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海ガメの足跡

ウミガメの足跡

行きと帰り……。

産卵のために砂浜に残された海亀の足跡。
なんか切ない……。

西表島でのワンショット。
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日は昇る

ルート66

太陽は今日も明日も昇ってきます。
……
犠牲者のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

オーストラリア/バオバブの木

バオバブ

広大で単調なサバンナに忽然と立つバオバブ。
どれもこれも個性的な姿形で、まるでサバンナの道標。

オーストラリア先住民のアボリジニーはバオバブで水脈のありかを知り、その硬い実で工芸品や器を造った。

それにしても、サバンナが似合う木だとつくづく思う。

写真はオーストラリア北西部キンバリー高原のサバンナ。
ハッセルブラッド500CM/プラナー80mm

カリブの雨雲

コスタリカ雨雲

2週間ほど前、中米コスタリカで古代魚ターポン釣りを楽しんでいた。

いや、胸には毛虫の様なピンマイク、横にはTVカメラ……。
なんとなく落ち着かない日々だった。

自分の身長以上のターポンを追い求めてカリブ海へ……。
雨期の真っ最中とあって、時折、雨のカーテンが迫ってくる。

ま、そんなときはポイント移動が得策だよね!

いつまでこの島が

モルジブ


1%の大地と99%の海……。

宝石のような1190の島々が紺碧の海に散るモルディブ。
海面が1メートル上昇すると、なんと国土の80%が失われてしまう。

いつまでこの島々が海面上に顔を出していられるやら……。

可愛いかったらガマン!

マーモット

先日、TVでデブ猫の番組が放映されていた。
正直言って、可愛いというより、ちょっと哀れで、あと何年生きられるんだろ……と心配になった。


カナダ東部ガスペ半島のキャンプ場で見かけたマーモット。
おねだり上手らしく、かなりのデブで、穴にもぐれるのだろうかとちょっと心配になってしまった。

「野生動物にエサを与えない!」これも動物愛護だよね!

バクの逸物

バク

動物園に婿入りした白熊「つよし」が、実は雌だった……らしい。
3年間も気付かなかったなんて、なんとも滑稽だけれど、考えてみると、このところの人間社会も含め、外観上じゃオスかメスか判断に迷う動物って以外と多い様な気がする。

「悪い夢を食べ、いい夢を届けてくれる……」と言われる想像上の動物「獏」。
その昔、神様が動物を創造した際に、余ったパーツを寄せ集めて造ったらしく、体はクマ、鼻はゾウ、目はサイ、尾はウシ、脚はトラ……と、なんともアンバランス。

だがしかし、実在のバクは想像上の獏とだいぶ違う。
お世辞にもスマートとは言えないが、じっくり観察するとそれなりに愛嬌がある。
とある本によると、バクのイチモツは半端なく大きいらしい。
寝ていたバクが、起き上がるときに自分のイチモツを踏み付けて悲鳴を上げたり、発情期など、バクの歩いた後には畑を耕したような一本の筋ができるそうだ。
(これなら飼育員も雌雄に悩まないよね)

ちなみに、アマゾンで見かけたこのバクはメスだったので、その本の記述が真実であるか否か、いまだに未確認である……。

マテリアル!?

黒リス

気がついてみると、10月も終わり。
今日一杯の原稿締めがあるのだけれど、まだ終わりが見えない。

スタンレーパークでレッカー待ちしている間に見かけた黒リス。
この写真を見た瞬間、「可愛い!」じゃなく、「お、いいマテリアルじゃん!」と思ったアナタ、ちょっとばかり動物愛護精神には欠けますが、フライフィッシャーとしては正常です!

灰色リス

こちらは黒リスに比べてちょっとシャイな灰色リス。
個人的には、こちらの方がマテリアルとして……いやいや、可愛いくて好き!

さて、リスも長くて寒い冬を越すために頑張ってる。
ボクも年越しのために、またまたパソコンに向かうとするか~

トカゲだって叫びたい!

大トカゲ

IUCN(国際自然保護連盟)が「ほ乳類の約4割が絶滅の危機にさらされている」と、バルセロナで開催された世界自然保護会議で発表した。
ほ乳類5487種のうち1141種が絶滅の危機、188種が絶滅寸前、そして29種がほぼ絶滅……。

旅をしていると様々な生き物に出逢う。
爬虫類など、もっと他に進化の方法があったんじゃないの? なんて思うことも?々。
だがしかし、彼らにとっては、この姿型が生き延びるために最適だったのだと思う。
進化には膨大な年月がかかる。
だが、人間の営みによって、環境は驚異的なスピードで変化している。

オーストラリアの砂漠地帯で見かけたこの大トカゲ。
さて、どう進化するつもりだろうか……いや、はたして次の世代に遺伝子を繋げられるだろうか……。

バオバブ

バオバブ

アフリカやオーストラリアのサバンナを旅していると、360度同じ景色で方向を見失う事が度々。
そんなとき、水先案内人になってくれるのがバオバブの木。
とっくり型、ビア樽型、一輪挿し型……どれもこれも個性的で、幹の太さが10メートルを越えるのもザラ。

バオバブは幹に水を貯え、乾期には葉を落として約半年間休眠してしまう。
若葉は野菜、実は香辛料、その実を包む硬い殻はオーストラリア先住民アボリジニの貴重な土産物の材料になる。
おまけに、幹の内部はスポンジ状の貯水タンクのような感じで、干ばつの時には切り倒されて家畜のエサにされたりもする。

サン・テグジュペリの「星の王子さま」では星を破壊する巨木だけれど、このまま地球温暖化が進めば、このバオバブの運命そのものもあやしい……

人工洪水

レイクパウエル

洞爺湖サミットを前に「エコ」と称するTVの特番や雑誌の特集が花盛り。
膨大なロケ費用とエネルギーを注ぎ込んで「なにがエコだ!」なんて思わなくもないけれど、ま、タレントのおバカ度を競うクイズ番組よりマシか……。

上記の写真はユタ州とアリゾナ州にまたがるレイクパウエル。
1963年、コロラドリバーがグレンキャニオンダムによって堰き止められてできた周囲約250マイルの広大なダム湖。 
ロサンゼルス、ラスベガス、フェニックスなどに電力を供給する一方、ダムの出現によってグランドキャニオンなど下流部では様々な問題が起きた。
水温の低下による栄養分の減少、塩分濃度の上昇、川底の変化……小魚など多くの生き物が絶滅してしまったのだ。

1970年代になって環境保護活動家たちが立ち上がり、1996年に人為的な「洪水」を発生させるためのテスト放水を開始した。

川は生き物だ。
何ごとも支配管理したがる人間にとって「洪水」は迷惑かもしれないが、生き物たちにとっては川底の砂や石が掻き回され移動することで、淵やトロ場、急流や浅瀬といった寝床やエサ場を提供してくれるありがたい自然現象のひとつなのだ……。

ちなみに、ここではブラックバス、ストライプバス、クラッピー、ブラウン、レインボー、レイク、ナマズ……などが釣れます!

米国西海岸のサーモン全面禁漁

産卵遡上の鮭

本年度(2008年)アメリカ西海岸でサーモンの「全面禁漁」が決まった。
(正確にはカリフォルニア州とオレゴン州で、オレゴン州沖合のシルバーは小規模な釣り等は認められるそうだ)
規制の理由はダムの建設や異常気象などによって資源量が激減したため。

当然ながら、漁業者やフィッシングガイド、そして旅行業者にとって大打撃。
漁業損失だけで300億円と考えられ、シュワルツェネッガー知事も非常事態宣言を出し、ブッシュ大統領に救済を要請したそうだ。

現在のところ、カナダ及びアラスカ州からそのような情報は無い。
だが、このままダムの建設や地球温暖化が進めば……

写真は産卵のために上流の湖を目指すレッドサーモン。

アマゾンの空撮

アマゾン河口空撮

アマゾン河口部の空撮。

大西洋とアマゾン川はいつも勢力争いを繰り返している。
雨季になるとアマゾン川がはるか数十キロ沖まで攻め込み、大潮になると大西洋がアマゾン川を岸へと押し戻し、流れが下流から上流へと逆流するポロロッカ現象が発生する……。

いやはや、自然のエネルギーって凄い!

ピラルクーの悲劇

ピラクルの幼魚

南米パタゴニアで約8800万年前の恐竜の化石が発見された。
頭から尾までの長さは約32メートル強で、巨大な草食獣だったらしい。

隕石の落下だの異常気象だの、恐竜が絶滅した理由は諸説ある。
だが、体長4メートルを超す世界最大の有隣淡水魚ピラルクーの幼魚が哀れな姿になったのには理由がある。

雨季。アマゾンの本流からヴァルゼア(湿原)を縦横無尽に連なるカナウ(水路)を遡り、やっとラーゴ(湖)に辿り着いたピラルクーは、太古の昔から祖先がそうしていたように、子孫を残す。

やがてアマゾンに乾季が訪れる……。
ピラルクーの幼魚たちは、カナウが干上がり孤立したラーゴでさしたる天敵もなくすくすく育ち、雨季になってカナウが命の水で溢れ、アマゾン本流へと旅する日を待った……。

だが、その日を迎えることは敵わなかった。
ここ数十年のアマゾン開発と異常気象は、ピラルクーの幼魚にとって安全だったはずのラーゴを最も危険な場所に変えてしまったのである。

ひび割れたラーゴの底で無惨な骸をさらすピラルクーの幼魚たち。
これを人間への警告と受け止めるか、それとも、単に自然の摂理と切り捨てるか、それは貴方次第。
とりあえず、ボクは今のスローライフと称する貧乏暮らしに拍車をかけるとしよう。

いつもの訪問者

アオムシ親

ベランダの夏ミカンの木に毎年恒例のアオムシ君がやってきた。
今年は3匹。
最初は下の写真のように、まるで小鳥の糞状態。
それから2週間……。
ミカンの葉をバリバリムシャムシャ……立派なアオムシ君に変身!

アオムシ赤ちゃん

それにしても、毎年、同じ時期にやってくるこのアオムシ君たち。
はたして、先祖代々ここで生まれ育ったアゲハ蝶の子孫なのだろうか?
それとも、毎年たまたま偶然ここに産み落とされてるだけなんだろうか?
どうにも気になる……。

子供たちの未来

パプア水浴び

このまま地球温暖化がすすめば、近い将来、数億人に深刻な危機が及ぶ……と、国連環境計画が警告を発した。
なにを今さら……という感じもしないではないが、ま、警告を繰り返すことも大切だとは思う。

先のG8では「地球温暖化ガスの排出量を2050年までに半減することを”真剣に検討”する……」などと、なんとも曖昧なことを宣言したが、そのすぐ後に、中国やらインドの高官が「貧困から抜け出すために経済成長が環境に優先する……」というようなことを言っていた。
京都議定書を頑に拒否するブッシュ米国もそうだが、とりあえず目先のことしか考えられないのが政治家や資本主義経済の本質らしい。

発泡スチロールの欠片につかまって遊ぶパプアニューギニアの子供たち。
この子供たちの笑顔を未来に託せるか否か……
それは、環境に対する個々人の優しさと小さな気遣いにかかっていると思う。

アマゾン河空撮

このところトウモロコシなどを原料とするバイオ燃料が脚光を浴びている。
だが、その陰で、このアマゾンの原生林が急速に消滅している……。
バイオ燃料イコール「クリーンエネルギー」という理論に、まやかしというか、詭弁を感じるのはボクだけだろうか……
プロフィール

残間正之

Author:残間正之
北海道生まれの典型的AB型。辺境地の旅とフライフィッシング、そして雑種犬モボ君を愛するチョイ悪オヤジ。
カメラとロッドを抱えて世界69カ国を駆け回り、NHK「世界つり紀行」やスカパーの「旅チャンネル」や「釣りビジョン」に出演したほか,アウトドア関連雑誌の連載やFM横浜「ザバ~ン」の釣り情報などを担当。
主な著書に「だからロッドを抱えて旅に出る」「世界釣魚放浪記」「フライフィッシング・ハイ!」などがある。
追伸
ホームページ「Anglers Gallery」
ブログ「ゆるゆる北国暮らし」もよろしく。

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