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フロリダキーズ

フロリダシルエット

フロリダ半島の先端、フロリダキーズにはこんなフラットがどこまでも広がっている。ガイドとフライフィッシャーは、太陽を背にだだひたすら水面直下の黒い影を追う。
ときの流れは気まぐれ。早いときもあれば、うんざりするほど遅いときもある。だが、その瞬間はいつも突然だ。
1時間、2時間、3時間……集中力が途切れ、注意力が散漫になりかけたとき、突然、目の前をハンマーヘッドシャークやバラクーダ、ターポンの黒い影がよぎる。すかさずキャスト。
スロー・クイック・クイック……わずか数秒。それですべての苦労が報われるか否か決着がつく。実にあっけないものだ。
フロリダに限らず、釣りに偶然なんてあまりない。多くのスポーツと同じ様に、努力と忍耐、そしてちょっとだけ幸運の女神が微笑んでくれれば、それでいい。

今日未明、山形県朝日村に向かう。タキタロウと称する体長2メートルを超す幻の魚を探す4泊5日のキャンプ&フィッシング。20キロのザックを担いで片道3時間……。いやはや、文字通り体力と忍耐勝負になりそうだ。
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シャッターを押す満足度

メシェッド

むかし、仕事以外ではこんな写真ばっかり撮っていた。今でも数万枚が誰の目に触れる事無く、押し入れで寝ている。
当時のボクは、コマーシャル写真家としてスタジオでモデルや商品ばかり撮っていた。駆け出しモデルの表情が気に入らず、ポスター1枚のためにハッセルブラッド500CMのバッテリーが加熱するほどシャッターを押す事も有れば、オンザロックの氷の形とグラスの表面の水滴が気に入らず、高価なシングルモルトを5本も無駄にした事もある。
それなりに収入はあった。助手もいて、四谷に事務所もあって、車も英国車で、行きつけの飲み屋も麻布や青山だった。でも、まるで満たされていなかった。だから、時間が許す限り、ニコンFとコダクロームをザックに放り込んで旅にでた。で、結果的に、今は自転車が日常の足になり、麻布なんぞはとんとご無沙汰。だが、かなり満足している。

日没後のマシャッド(イラン)は凍えていた。コーランの大音響で目覚めたボクは、いつものようにナーンを齧りつつドロッとしたトルココーヒーを啜った。そして、あてもなく路地裏をうろつき、水たまりに残った氷を蹴って遊ぶ子供たちに向かってシャッターを切った……
なぜだか、その日1枚目の写真だった事を今でも鮮明に覚えている。

ちょい悪オヤジ

キングサーモン

こんなキングサーモンを見て、素直に「釣りたい!」と思うタイプか、「こんなの絶対に無理!」と最初っから尻込みしてしまうタイプか、はたまた「海外の釣りなんか興味ね~よ」と一蹴してしまうタイプだろうか?

昨日未明までアマゾン仲間とお酒を飲んだ。そこに集まった仲間は、「オイ、おっさん」と声をかけられても文句を言えない歳だったが、目は子供の様に輝き、その飲みっぷり食べっぷり騒ぎっぷりは痛快だった。
そりゃそうだ。1匹の黄金の河の虎「ドラード」に出逢うため、片道50時間以上もの旅をして、ワニやアナコンダ、おまけに蚊の猛攻に曝され、さらに有給休暇や小遣いを全部使いはたす強者たちである。

考えてみれば、一昨日のシイラ釣りメンバーも、ひとりの青年を除けば「チョイ悪オヤジ」そのもの。色の褪せたアロハにストローハット……。夕方、三崎の小料理屋を覗くと、中はガラガラなのに、「あら、そろそろ看板にしようかしら……」なんて感じで、女将がふっと目を逸らしたのも納得である。

さて、10月の上旬、カナダのこの写真の場所にこの魚を釣りに行く。行き当たりばったり旅だけれど、1名だけ空き有り。行きませんか~(希望者は多摩川で厳しい面接あり?!)

フライで相模湾シイラ

シイラ

8月22日。つまり昨日。フライで60~80センチのシイラが5本。チャミングにも散水にも無縁なプレジャーボートでの成績としては上等だと思う。
ボクが遊漁船に乗らなくなってから20年ほど経つ。あの、船長に「釣らせてもらっている」という感じが好きになれないし、我先に優位な場所を奪い合うアングラーを見るのも、なんとも物悲しい。特に活イワシを撒くチャミングや散水船は、フライフィシングというより、まるでカツオの一本釣りのようで、好きになれない。
シイラ釣りの醍醐味は、自分の目で潮目や鳥山や流れ藻を探し、そこに向かって一目散にボートを走らせ、風を読み、潮流を読み、ボートを的確な位置に停船させ、フライをできうるかぎりロングキャストして挑むこと。
結果よりもプロセス、それが大切だと思うのだが……

多摩川のオイカワ雄

オイカワ雄

昨日、多摩川でBBQをやりながらフライで釣った婚姻色オイカワの雄。ちょっとピンボケだけど、そこは勘弁!
オイカワに限らず、カラフトマスやレッドサーモンの婚姻色は半端じゃない。そんなに目立っちゃ、鳥にも熊にも釣り人にも襲われてしまうじゃない……と思うのだけれど、彼らは子孫を残すべく、雌に必死にアピールする。
考えてみれば、マントヒヒやライオンも雄が派手だ。クジャクやキジや極楽鳥にいたっては、雄と雌じゃ、まるで違った鳥に見える。
最近、ヒトの雄もオシャレに余念がない。ピアスしたり、タトゥーを入れたり、眉毛を抜いたり……。個人的には、そんなことより中身じゃないの、なんて思うけれど……。
さて、これから泊まりで相模湾のシイラ釣り。メンバーは多摩川の釣り仲間。漁労長はボク。23フィートのプレジャーボートなんで、海が荒れなきゃいいな~

フライフィッシング・ハイ!

フライハイ!

「フライフィッシング・ハイ!」楽園つり紀行
発行元=舵社(1,800円+税)/文・写真 残間正之

熱帯雨林のジャングル、マングローブの森、極北の凍てつく大地……
自然界はときに優しく、ときに牙を剥く
ヒトは泣き、笑い、そして自然の恵みに感謝して日々を暮らす。
……フライフィッシングを通して見た楽園とは……

釣り関連では4冊目の著書。アマゾン、パプアニューギニア、アイスランド、カナダなど、フライフィッシングに限定した紀行文。
ひとりごと……と称して、ボクなりのフライフィッシングの哲学めいたことも書いている。フライフィッシングどころか、釣りに興味のない人でも楽しんでもらえると自負しているのですが……。

アラスカ・メリーアン

サーモンフライ

一時期、アラスカのキングサーモン用フライとして人気だった「アラスカ・メリーアン」。これは、そのメリーアンを日本に紹介した釣友のフライボックスだ。あえて名前を出さなくても、「釣り人の詩」や「川はいきているか」の著者と言えば分かるはずだ。
それにしても、同じフィールドで、同じキングサーモンを狙っているのに、ボクのフライボックスと中身がまるで違う。
ボクのフライボックスの中身はかなり地味で、パターンやサイズもバラバラ。いつもフライは作った本人の性格が現れるんだな~なんて思う。

さて、そろそろ10月のカナダ釣行に向けて、サーモンフライを巻こうと思う。今回は、今までのパターンを一新して、新たなパターンに挑戦だ。
……フライフィッシングは、釣り場に立つ前から釣りが始まっている。つまり、グラスの氷を指で掻き回しつつ、あそこのポイントはこのパターンでいけるはず……。でも、もしも増水していた場合は、もし渇水していた場合は……などと想像力を膨らませ、あれこれフライ巻く。もう、その時点で釣り人の驚喜はピークに向かって急上昇だ……。

アイスランドのギリー

アイスランドのギリー

フィッシングガイドというのは、ただ単に「釣らせる」ことじゃなく、ゲストに「いい時間」を過ごしてもらう、それが大切だと思う。
アイスランドで出逢ったギリー(リバーキーパー&フィッシングガイドの総称)は、そこんところをよく心得ていた。ゲストの力量にあわせ、無理もせず、押しつけもせず、かといって力も抜かず、あきらめもしないし、粘り過ぎたりもしない。
いつも邪魔にならない程度に付き添い、いざとなるとランディングネットをさりげなく差し出してくれるし、決して、ファイト中にあれやこれやと指示したりもしない。

……この日、釣友は苦戦していた。目の前をよぎるアトランティックサーモンはかたくなにフライを無視し続け、キャストも乱れがちだった。そのとき、ギリーはおもむろに釣友の耳元でささやいた。「幸運は必ず貴方のもとに訪れる」と。

小泉劇場

アマゾン顔

ここ数日、マイケル・ムーアとライアル・ワトソンの本にドップリと浸っていた。ご存知の様にマイケル・ムーアは映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」でアカデミー監督賞を受賞し、著書「アホでマヌケなアメリカ白人」や「おい、ブッシュ、世界を返せ!」で痛快に現代アメリカ、そしてブッシュ大統領を皮肉ったジャーナリストだ。

一方のライアル・ワトソンは「生命潮流」や「シークレットライフ」、さらには80年代の後半、雑誌「ブルータス」に連載された「ネオフィリア」で、圧倒的な生命の理念を説いた動物行動学、心理学、物理学など7つの学位をもつライフサインティストである。
まるっきりタイプの違う作品を同時に読むなんて……などと思われるかもしれないが、実はライアル・ワトソンの作品は30年来のファンで、マイケル・ムーア作品を平行して読んだのは、超自然現象というか、ワトソンワールドにドップリはまり込まないための防御線のようなもの。いやはや、何度読んでもライアル・ワトソンは凄い!

……それにしても、我が日本の無責任で目立ちたがり屋の小泉劇場を映画にしてくれる太っ腹の映画会社や監督って、日本にはいないのかな~

終戦記念日

都市の夜景

61回目の終戦記念日だ。頑固者というか、我流小泉首相は靖国参拝をすませ、公約を果たしたとご満悦のようだ。メディア各社も実況中継。参拝者たちが日の丸の旗を振る中、黒服がぞろぞろ並んで拍手打って……こんな映像が海外で流れたら、日本人ってまたもや天皇陛下万歳、一億玉砕だ~なんてことをやりかねないかも、と思われてもしかたがない……。
これでまた韓国や中国政府のヒステリックな反応がメディアを賑わし、現地在住の日本人は、いつ暴徒に襲われるかと、はらはらしながら暮らすんだと思う。
東京裁判から60年……いまでも戦は終わってない。

この灯りのひとつひとつ、窓のひとつひとつに暮らしがある。泣いて、笑って、叫んで、悩んで、歓喜して……。だれも、この灯りを消したいとは思わないだろう。でも、一瞬にして廃墟にならないとは誰も断言できないはずだ。なにせ、造るのも人間なら壊すのも人間。人間の天敵は人間なんだから……。

ヘリハイカー

ロブソン

朝のニュースでは、中央道40キロ、関越道30キロ……などと、帰省渋滞の様子が放映されていた。ほんと、ご苦労さま……と言うしかない。

さて、本日のリゾート写真はカナディアンロッキーの最高峰3,954メートルのマウントロブソン。
山に凝っていた頃、テントと一週間分の食料をザックに詰め込んでトレッキングしたことがある。周辺は熊が多く、キャンプ地では食料を高い木の上に吊るすのが鉄則。夜中になると、ちょっとした物音でもドキッとしたものだ。
そのトレッキング中、ちょっと気になることがあった。重い荷物を担いでえっちらおっちら歩いていると、頭上をヘリハイクの一行がバタバタと通り抜ける。おまけに、汗でデロデロになって湖の畔に辿り着くと、ヘリから降り立ったハイヒールのおばさんやら腹の突き出たおっさんが、「この大自然を征服したぞ~」なんて感じで記念写真を撮ったりしている。別に悪気は無いんだろうけれど、なんとなく、それって違うんじゃないの、などと思ったもの。
やはり、自分の足で歩き、熊に怯え、雨に打たれ、寒さに震え……肌身で感じなければ、本当の自然の雄大さ、偉大さ、美しさなんて、感じる事ができないと思う。そう考えると、頭上を越えていったヘリハイカーが、ちょっと可哀想に思えたりして……。

テ・アナウの空撮

テ・アナウ湖

今頃、大渋滞に巻き込まれて、「オシッコ我慢できないよ~」なんて身悶えしてる人も多いんだろうな~ ご苦労さま。
こちらは渋滞にも行楽にも関係なく、朝から愛犬モボ君と多摩川の散歩。いつもの週末に比べれば人も少なく、河原は貸し切り状態でした。
さて、連休中はアクセスも疎らだろうけれど、とりあえずニュージーランド南島テ・アナウ湖の空撮をアップ。テ・アナウ湖は言わずと知れたブラウンの宝庫。近くにはフィヨルドの織りなすミルフォードサウンドがあり、トレッカーにとってはパラダイスだ。
……湖に迫る深い緑。これが豊かなプランクトンとモンスターブラウンを育む……と奇麗ごとを書きたいところだが、今、この地域はひたひたと忍び寄る水苔の一種ディディーモの恐怖に怯えている。この湖を死の湖にしないためにも、アングラーやトレッカーは、シューズを消毒するなど細心の注意をはらいたいものだ。
さて、午後はロッドとビールを持って多摩川に行くとするか……

行ってらっしゃ~い

モルジブビーチ

明日からお盆休み。海外のリゾートで贅沢三昧の人もいるだろうし、故郷の懐かしい小川で釣り糸をたれる人もいると思う。
素敵な時間を過ごしてきてください!!
かく言うボクはナンの予定もなし。急ぎの原稿も取材もない。寂しいほどにナニもない。
バイクにロッドと寝袋を積み込んで山奥へ、なんてことも考えるが、交通渋滞のことを考えると気が重い。なにせ、年中暇なボクとしては、混雑しているときにあえて出かける必要もない。ま、のんびり本を読んで過ごそうと思う。
……きっと、このブログの読者にも、海や山に行きたいけれど……なんて方が何人かはいると思う。そんな人たちのために、今日からお盆期間中はリゾート写真特集!
まずはモルジブのビーチ。……説明はいりませんよね!

*お盆期間中、コメント欄での質問大歓迎。釣りのこと、旅のこと、恋愛相談? なんでもOK!  暇つぶしに協力を!

アイスランドのチューブフライ

チューブフライ

正真正銘、アイスランドのサーモンサラー(アトランティックサーモン)用チューブフライだ。
どうやってアイにティペット(糸)を通すの? って感じだが、夏場になるとこんなフライしか食べなくなる。
メータークラスのサラーとファイトするときの事を考えるとため息が出るが、個人的にはミッジフライを使ってまでサーモンを釣りたくないし、物事には自分なりの限度が必要だな……と思う。

最近、管理釣り場で1グラムに満たないようなルアーを使っているアングラーを見かける。
全身に緊張感を漲らせ、ゴルゴ13がライフルを構えるポーズに似ているので、通称「ゴルゴ巻き」と言うらしいが、あのポーズは端から見れば滑稽というか、異様である。

……それにしても、アングラーって、どこまでやれば満足するんだろうか? 
たまにはロッドを河原に投げ出して、土手に大の字になって流れる雲でも見れば、きっと、そんなに頑張らなくても~なんて思えるような気がするのだが。

オイカワの勇姿

オイカワ水中

パシフィックターポン(イセゴイ)でも、ボーンフィッシュでもありません! ミクロのゲームフィッシュ、多摩川のオイカワ(ヤマベ)です。
ミッジフライをアップストリームで流れにフワッ。フライが着水する直前に水面からバシッ!! いやはや、コイ科の魚とは思えない俊敏さ。大好きです!
さて、なんでオイカワの写真をアップしたかと言えば、昨日、水中3メートルまで使用可能なデジカメを買ってしまった。で、早速多摩川のオイカワをモデルにテスト撮影。モードを水中のマクロモードにセットし、とりあえず目測でパシャパシャ。15枚ほど撮ったうちの1枚がこれ。モデルはわずか10センチ。晴れていたとはいえ、いかんせん多摩川なので水の透明度は完璧とは言えない。なのに、この仕上がりは正直言って驚き。今まで重いニコノスで苦労したのは、なんなんだ~って感じである。
ジンクリアの清流で、ファインダーからはみ出るようなヤマメ、撮ってみたいな~

素手でお尻を拭く感触

バブサーパス

自慢話と言えるかどうか心もとないが、ボクは半年間、お風呂とトイレットペーパーの無い暮らしをしたことがある。ま、昔はトイレットペーパーそのものが貴重品で、新聞や雑誌を使っていたので驚くことでもないが、ボクが使わなかったのは、旅した国が、お風呂に入ったり、紙でお尻を拭く習慣がなかったからだ。
考えてみれば、今でもそんな国や地域は沢山ある。
あの、素手でお尻を拭くときの、ヌメっとした感触。このブログの読者も何人かは身に覚えがあるのではなかろうか!?

中国とパキスタンの国境に近い標高5,000メートルのバブサー峠で出逢った遊牧民。酸素は薄く、空は宇宙と直結しているような青さだった。
あの時、ボクの向けたレンズに一瞬戸惑い、そして、妹を呼んで一緒のファイダーに納まった青年。今もきっと、あのときと変わらず遊牧の旅は続いているはずだ……

「キャッチ&リリース」もときには…

チョルタ

基本的に「キャッチ&リリース」。つまり「釣った魚を食べずに放す」のがボクの釣りスタイル。もちろん海の魚や管理釣り場のトラウトを食べることはあるが、一般渓流のネイティブな魚は、触ることも写真を撮ることも極力避けてリリースするよう心がけている。
……がしかし、時には自分の心情を曲げることもある。この遊牧民の少年と出逢ったときもそうだった。少年は100頭ほどの羊とともに標高3,400メートルの氷河湖の畔で暮らしていた。
その瞳は湖に負けないほど澄み、そして寡黙だった。
ボクが何匹目かのブラウンをリリースしようとしたときだった。それまで遠くからじっと見つめていた少年が、意を決したように近付いてきて、手を口に運ぶ仕草をしたのだった。
この地で釣りをできるのは外交官などの特権階級のみ。ライセンス料も法外である。当然ながら、トラウトが少年たちの口に入ることはない。
……その夜、ボクは遊牧民の一家に招かれた。黒テントの中に敷かれた絨毯の上には、油で揚げたチャパティ、羊のカレー、そしてキツネ色に揚がったブラウンが誇らしげに並んでいた……

パプアの歌声

パプアの子供たち

このブログに掲載している写真のオリジナルはほとんどがポジ(スライド)フィルムだ。マニュアル仕様の重いニコンF2を首からさげ、いつもフィルムの残数や3分の1単位の露出を気にしながら、その一瞬を切り取ろうとシャッターを押したものだ……。
今や、デジタル全盛となり、シャッターを押すときの緊張感はまるでなくなった。撮影結果がその場で見られるし、多少問題があってもパソコン処理でなんとか……なんて考えてしまうからだ。便利になったのか、それとも詰まらなくなったのか……。

パプアニューギニアの子供たちだ。電気もガスも水道もないちっぽけな村だったけれど、夜な夜なやってきてはラジカセに向かって歌声を披露してくれた。彼らにとって、自分の声がラジオから流れる機会なんて、めったにない。ちょっとはにかみながら、それでも一生懸命歌ってくれた……。
……この写真のオリジナルは黒の中に黒があるというか、かなり深みのある写真なのだが、デジタル化すると目だけが異様に浮き出て薄っぺらになってしまう。オリジナルをお見せできないのが残念!

愛犬モボ君の憂鬱

モボちゃん

毎週、金曜日の午後は土曜日朝放送のFM横浜「ザバーン」の釣りコーナーの原稿を書いている。DJや番組のタイトルが何度か変わったけれど、ボクの担当コーナーは5年以上続いている。
そのコーナーに「釣りの豆知識」があるのだけれど、最近、そのネタが尽きかけている。で、あれこれネタになりそうな本を読むのだけれど、そのときに一番迷惑顔なのが愛犬モボ君である。
なにせ、いつもの散歩時間になっても、「さて、多摩川に行くよ!」の声がかからない。で、仕事机の床にふせ、「まだかな~」って感じで訴えるのである。
いやはや、この目でお願いされると、もう犬バカ親爺はメロメロ。そこで、頑張らねば~と、パソコンに向かうのであった……。

スコットランドの釣り師たち

スコットランドの釣り師

英国風に憧れているフライフィッシャーには申し訳ないが、ブカブカのウエイダー、迷彩服、フライの横にルアーがドボン……。おまけにシートラウトが水面から顔を出したら石で頭をゴンとぶん殴り、すかさず背中のリュックにポイッ! これもスコットランドの釣り風景だ。
独断と偏見かもしれないが、キャッチ&リリースに関してはフライフィッシャーより、公園の片隅で小魚を釣っているエサ釣り師の方がはるかに高いような気がする。

……こんな憎まれっ子みたいな記事を書いていると、益々ランキングは低迷し、しまいにはランク外に消えてしまうかもしれない。ちょっと寂しい。

 そうそう、某つり雑誌の編集者がこんなことを言っていた。最近、北海道や沖縄の記事を掲載すると「どうせ北海道や沖縄なんか行かないからヤメロ~」という投書が舞い込むそうだ。考えてみれば、このブログは海外の、それも釣り情報としてはまるで役に立たない記事ばかり。ツマンネ~と思ってる人も多いんだろうな~

屋根の上が特等席!?

カラーム/トラック

毎月、今の時期は某雑誌に連載中の「世界脂ビレ探訪」の写真をどれにしようかと、膨大なフィルムをかき回している。前もって今回はこれ、次回はこれ……って感じに整理しておけば簡単なことなのだが、それができない。
古い写真をビュアで覗いてると、オオこんなこともあった、アアあんなこともあった……などと、けっこう楽しいし、新しいアイデアも生まれたりする。
この写真はカシミール地方を旅したときのワンショット。荷台が座席に改造された乗り合いトラックなのだが、いつも屋根の上が人気である。
なぜなら、ニワトリは当たり前として、羊やヤギの赤ちゃんを抱えて乗り込んでくる乗客が多く、また、あまりお風呂に入る習慣がないので、せまい空間に閉じ込められると、その匂いはかなり強烈。
親切な彼らは、いつも安全な荷台を勧めてくれた。だが、ボクもいつしか屋根の常連になった。あの崖っぷちを暴走するときのスリル……たまらんな~

レバノンに平和を……

ラブピース

レバノンでは国連スタッフに続いて、子供37人を含む民間人54名がイスラエルの空爆によって犠牲になった。
国連安保理は例のごとく大国の顔色を伺いつつ強制力のない「遺憾」声明。イスラエルは建前上停戦に同意したものの遵守する気配もない。
宗教だとか、人種だとか、イデオロギーだとか、ヒズボラの背後にはシリアやイランの影がちらついているとか、そんなことはどうでもいい。もともとはアメリカを後ろ盾にしたイスラエルの強引な侵略行為がもたらしたもの。アメリカも共犯者のようなものだ。
軍人が何人犠牲になろうが、軍事施設がどれだけ破壊されようが、そんなことはどうでもいい。ボクが気になるのは、家族一緒に普通に暮らしたいと願っているだけの民間人が犠牲になっていることだ。

米国を旅しているときにみつけた落書き。アメリカ人だって、みんなが好戦的な訳じゃない。イスラエル人だって、レバノンの人たちだって平和を願っているはずだ。この落書きが届けばいいのだが……。
プロフィール

残間正之

Author:残間正之
北海道生まれの典型的AB型。辺境地の旅とフライフィッシング、そして雑種犬モボ君を愛するチョイ悪オヤジ。
カメラとロッドを抱えて世界69カ国を駆け回り、NHK「世界つり紀行」やスカパーの「旅チャンネル」や「釣りビジョン」に出演したほか,アウトドア関連雑誌の連載やFM横浜「ザバ~ン」の釣り情報などを担当。
主な著書に「だからロッドを抱えて旅に出る」「世界釣魚放浪記」「フライフィッシング・ハイ!」などがある。
追伸
ホームページ「Anglers Gallery」
ブログ「ゆるゆる北国暮らし」もよろしく。

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