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なにもしない贅沢

スペインボート

この連休、特に予定なし。
いつものように、モボ君と多摩川を散歩して、
ちょっとだけスペイキャスティングの練習をして、
気の置けないフライ仲間とバーベキューをして……

日溜まりの椅子

でも、たまには、
こんな日溜まりで文庫本を読みながら、
気づいたらウトウト……なんてのもいいな~

上の写真はスペインのサンセバスチャン近郊の寂れた漁村、
下の写真は米国のサンタフェ郊外のモーテル……でのワンショット。
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名犬? 薄情犬?

モボ顔アップ

今朝のこと。
いつもなら、他の犬の散歩時間を避けて多摩川に行くのだけれど、久々の青空なので、ちょっと早めに家を出た。
いつものように川原でモボ君のリードを外し、川面を眺めていると、遠くで遊んでいた犬が3匹駆け寄ってきた。
犬嫌いというか、自分を犬だと思っていないモボ君は大慌て。
一目散に逃げ出し、あっという間に茂みの中に飛び込んだ。

2、3分後、一旦、200メートルほど離れたヤブから姿を現したものの、ボクの周りでは3匹の犬とその飼い主たちが「あら、あんなところから出てきた、可愛い~」なんて言いながら、犬にリードを付ける様子もない。

それを見たモボ君は意を決したように、またまた茂みに飛び込んだ。
それからが大変。
何度呼んでも姿を見せない。
他の犬の飼い主も心配して探してくれるが、犬嫌いのモボ君には逆効果。

……20分ほど探しても出てこないので、まさかとは思いながら、祈るような気持ちで家に戻ってみた。
すると、ドアの前で、忠犬ハチ公よろしくシッポを振っているではないか。

2キロほどの距離をひとりで帰ったのは凄い。
途中、交差点もガソリンスタンドも美味しそうな臭いをまき散らすパン屋もある。
朝の通勤時間なので交通量だって多い。
モボ君より大きいネコだっている。
……それを総てクリアしたのである。
さすがだ。エライ! カシコイ!

……がしかし、考えてみれば他の犬が怖くて逃げ出した訳で、つまり、飼い主であるボクを見捨てたことになる。

ま、無事に帰ってきて、心底嬉しいのだけれど、なんかナ~

フィジーでみつけた

フィジー女

この絵を見ると、いつもホッとする。
一枚だけだと、なんてことないのだけれど、
男と女、2枚がペアになると不思議と力を増すような気がする。

フィジー

思えば、10年ほど前は南太平洋の島々を旅することが多かった。
この絵も、そんな旅の折りにフィジーの小さな島でみつけたもの。

珊瑚礁のリーフに打ちつける太平洋の波音を聴きながら、
ショウガっぽい味のカバ酒を朝まで回し飲みしたっけ……

踊らにゃソン!?

シンシン

このところ、出版物の著作をめぐって編集プロダクションの与党政治家のような弁解を聞かされ、かなりムカついている。
……詳しいことは、ことの成り行きを見極めた上で後日書こうと思う。

……こんなとき、こんなパプアおばちゃんに誘われたら、もう、面倒なことなんて全部忘れて、そのまま婿養子……なんてことにはならないよね~。やっぱり。
でも、考えてみれば、辺境地を旅していると明日の暮らしもままならないってのに、祭りとなると、そんなことも忘れて踊りあかす人たちも多い。
たまには、頭で考えず、ひたすら身体を動かすことも大切かもね。

話題変わって、
「メディアの権力」の著者、デビッド・ハルバースタム氏が交通事故で他界した。
米国南部の人種差別や公民権運動、そしてベトナム戦争など、その徹底した調査報道の姿勢は、このところ頻発する日本のやらせ報道への戒めとも受け取れ、これぞジャーナリズムの有り様だよな~などと尊敬していた。
ご冥福を祈りたい。

2007年丸沼解禁

丸沼イヌ

週末は雑誌取材で奥日光丸沼湖畔で過ごした。
数日前まで凍結していたという丸沼の湖岸は雪が残り、春の気配は遠かった。
今回は湖畔のホテル「環湖荘」のお世話になり、解禁日の前日から名物「ニジマス風呂」でのんびり。
大型水槽で泳ぎ回るニジマスやブルックを見ながら温泉に浸かるのもこれまた一興。

……詳しいことは、例のごとく某釣り雑誌を立ち読みしてもらうとして、とりあえず「丸沼は魚影が濃い!」とだけは断言しておきたい。
特に環湖荘前のインレットや通称「立木の森」周辺に陣取ったフライフィッシャーはランディングネットが乾く暇もない忙しさ。

丸沼虹

いかにも放流モノって感じのニジマスに混じって、厳しい冬を越したヒレピンもチラホラ。
ちなみに、解禁期間中は毎週200~300キロのトラウトが放流されるとのこと。
……だからといって、管釣りスプーンやフライで放流マスの数釣りに走るのは勘弁して欲しい……ものです。

甘く見られたもんだ

スペインフラ

今日はちょっとご機嫌斜めである。
なんでかって?
昨日、某出版社から手帳サイズの野外料理のレシピ本が届いた。
その本は数年前、ムックとして出版されたものを元に作られたもの。
そのムック自体は、ボクがあれこれ手配し、写真を含めて深く関わったもの。
ところが、事前に写真の二次使用の許可も無く、クレジットも記載されていない。
当然ながら、1円の支払いもない。

出版社が平気で著作権を侵害する。
こんなことがまかり通っていいんだろうか?

ま、写真家やらライターというのは立場が弱い。
ほとんどの場合「長いものには巻かれろ」だとか、「次があるかも……」なんて淡い期待を抱いて泣き寝入りしてしまう。
で、益々、写真家やライターの社会的立場は弱くなっていく。

この際、これから写真家やライターを目指す人たちの為にも、抗議せにゃ~いかんと思う。
プンプン!!!

写真はスペインのフラメンコ

フェイバリットフライ

パラシュート

管理釣り場だろうが、北海道の源流だろうが、スコットランドのチョークストリームだろうが、ここ20年ほどボクのフライボックスで最も出番が多いのがこの「五分わけパラシュート」フライ。
フックサイズは16~10番。
写真をじっくり見てもらえば分かるが、ウイングの一部をヘッドに巻き込むことで、ハックルが真ん中分け状態になっている。
このちょっとした工夫が、ティペットがコイル状になるのを防いだり、どんなに乱暴に扱っても丈夫で長持ちする秘訣……。
お試しあれ!

パキスタンウエット

水生昆虫たちのハッチもなく「今日は厳しいな~」なんてときにフライボックスから取り出すのがこの「パキスタンウエット」フライ。
ヒマラヤ、ニュージー、アンデス、アイスランド……その実力は折り紙付き。
フックサイズは、ズバリ16番。
このフライの特徴は、みるからに「雑」なこと……。

アカマダラ

フライを見に来るんだけど、惜しいところで見切られてしまう……
そんなとき「ここまでしなくても……」と思いつつ使うのがアカマダラ系のフライ。
フックサイズは20番前後。
このフライの特徴はウイングがエアロドライとCDCをミックスしてあること。
CDCだけだと1尾釣り上げるごとに浮力を復元させるのに手間がかかるが、このミックスタイプは視認性も抜群で、1、2尾ヒットしても浮力は元のまま。
面倒くさがり屋で視力に自身の無い人にお勧めの一本!

……ま、偉そうにフェイバリッドフライの一部を紹介したけれど、ここんところ上記のような定番フライは自分でタイイングせず、いつも釣友からの貰いもの。
他にもソルト用のフライやサーモンフライなど、これぞと思うパターン多数有り。
どなたか、タイイングの方法だけはご教授しますので、巻いてくれないかな~

平穏な日々

モボ昼寝

机に足をのっけて本を読んでいると、きまってモボ君が膝の上に飛び乗り、これ幸いと惰眠をむさぼる。
体重4.2キロ。
さほど重くはないのだけれど、ときおり、何かを思い出したようにシッポを振ったり、大きなため息をついたり……。

今日のような雨の日は、このポーズのまま1時間、2時間、3時間……。
ギューギュー詰めの通勤電車に揺られ、オフィスで仕事に追われている人たちには申し訳ないけれど、モボ君とボクは、とりあえず急いでやる用事もなく、ただただ怠惰で平穏なときを過ごしております。ハイ

ドリーバーデン

ドリーバーデン

極北に生きるトラウトやイワナたち……。
いつも、その美しさに驚かされる。

この、生きた宝石に出会うには、ジェットの狭い座席で10時間ほど我慢し、陸路を400キロほどドライブし、さらに川原を数キロ歩かなくちゃならない。
もちろん、いつも出会えるって訳じゃない。
どんなに最高のフライをプレゼンテーションしたところで、まるっきり振り向いてくれないこともある。
……やっと、手が届くか……と思った瞬間に消えてしまうことだってある。

ま、管理釣り場で似たような魚を釣ることはできる。
が、それはあくまでも模造品の宝石同様、輝きが違う。
胸や指を飾る宝石はイミテーションでも、せめて魚だけは本物志向でありたいと、つくずく思う。

なにもかも面倒

さくら

ここ数日、古本屋でまとめ買いした本にドップリ。
これ幸いと、愛犬モボ君はボクの膝の上を陣取って居眠り。

本を読んでいると、ブログを更新するのも面倒になる。
食事をするのも面倒になる。
犬の散歩に行くのも面倒になる。
なにもかも面倒になる。

……で、これじゃいけない、と、デジカメを持って犬の散歩。
数日前まで空を薄紅色に染めていた八重桜が、今日は地面をまだらに染めていた。
そろそろ、引き蘢りは止めて、ヤマメにでも逢い行くとするか~

南京虫(インド)

ガンガ

サンフランシスコを中心にアメリカで南京虫が大発生しているらしい。

70年代、なんとなく好きになれないなどと言いながら、何度も通ったインドで一番悩まされたのが南京虫だった。
当時、貧乏旅行者の泊まる宿は、木の枠に麻縄を尻が抜けないほどに荒く張ったベッドが普通だった。
旅行者は、その上に自前の寝袋を敷いて寝るのである。
ところが、安宿が満杯で、しょうがなく駅前などの簡易宿泊所に泊まると、ご丁寧にベッドの上に薄いマットが敷かれ、枕まであったりする。

これがいけない。
「マットに白いシーツだ!」などと浮かれて横になると、真夜中になってひどい事になる。
体温と血の臭いを嗅ぎ付けた南京虫やらダニが、マットやら枕の中から這い出し、脇の下やら股間やら、ありとあらゆる無防備な場所をひっそりと齧るのである。
「なんか、おかしいな~」などと、気付いたときには後のまつり……である。

そんな訳で、当時のボクはベッドはご遠慮願い、床に直接寝ていた。
それはそれで、ひんやりして実に快適だった……。

写真はガンガ(ガンジス河)の漁師

何気ない日常

窓辺の花

ここ数日、なんとなく落ち着かない日々を過ごしていた。
原稿の締め切りが迫っていたにも関わらず、ついついフライを巻いたり、出刃包丁を研いだり……。
ま、いつもの逃避……である。
でも、今朝の6時から真面目にパソコンに向かい、無事入稿。
また、いつものなんてことのない日常が戻ってきた。

昼下がりのパブ


旅の最中、なんてことのないワンシーンなのに、なんとなくシャッターを切ることがある。
現像所から仕上がってきたフィルムを見ると、なんてことのない写真は、やはり、なんてことがない。
なのに、ときたまラジオから懐かしのメロディーなんて流れてくると、なんてことのない写真のはずなのに、なにげなく心にしみてきたりする。

ま、撮った本人にしか分からないことかもしれないけどね……。

釣りの取材はままならぬ

ブルーム

「ちょっとアンタ~、はやく釣ってくれないと夕飯の支度、間に合わないでしょ~」と言ってるか否かは別として、釣りの取材というのは根気が必要だ。
なにせ、自分でロッドを握ってる訳じゃない。
たとえ自分が釣ったとしても、取材相手が釣ってくれないことには、どうにもならない。

もちろん、どこぞのTV番組のようにヤラセも考えられなくはない。
だが、釣り人にも取材する側にもプライドがある。
他人の釣った魚を抱え、カメラに向かってニッコリ、なんてできない。
かくして、ただひたすら期待と忍耐と失望の時が過ぎる。

写真はオーストラリア北西部のブルーム。
一家そろってキングフィッシュを狙っていたのだが、隣でフライをキャストしていたボク同様、一度のアタリも無いままに終わった。
ま、釣りも人生も取材も、ままならないってことだよね。

練習と本番

オランダ運河

スペイを初めてほぼ3ヶ月。
多摩川の川原では、それなりに様になってきた……と思っていた。
ところが、先週末、中禅寺湖の湖畔に立った途端、練習の成果は何処へやら。
はっきりいて、飛距離はシングルハンドにも及ばない。

考えてみたら、練習のときにはフライを付けていない。
エキストラファーストのシンキングラインも使わない。
風速5メートルの向かい風に立ち向かうこともない。
さらに、湖ではラインが水面に触れるほんの小さな水音が気になる。

……当分、修行が必要なようだ……

写真はオランダの運河でのスナップショット。
コマーシャル写真っぽいけど、やらせ無し!
ちなみに、運河ではウナギ、パイク、ブリーム、ゼンダー、コイなどが釣れます。

写真展考

ギャラリー外観

一応、プロの写真家を30年以上やっているけれど、一度も写真展を開催したことがない。
「なんで?」と聞かれると答えに窮するが、なんとなく、プロの写真は印刷され、不特定多数の人の目に触れて初めて完結するのではないか……そんな風に考えていた。
生プリントを額に入れて展示するなんて、アマチュアっぽくて、ついつい敬遠していたのである。

ギャラリー内部


……このところ、ボクの性格もカメラの角も丸くなり、一度くらい写真展を開催して、来てくれた人たちとお茶でも飲みながら直接お話をするのもいいな~なんて思っている。
どこぞに、タダで貸してくれるスペース、ないかな~

写真はロンドンのとあるギャラリー

中禅寺湖2007年

フランス大使館前

先週末、日光中禅寺湖に行ってきた。
例のごとく、某つり雑誌の月一度の取材。

暖冬の影響は中禅寺湖も同じで、湖畔には残雪もなし。
解禁初日の午前中は強風が吹き荒れ、まるで釣りにならない状態だったが、午後になって弱まり、気温も10度前後まで急上昇。
それに伴って、湖畔の各地で「ヒット!」の歓声が上がる……。

レイクトラウト

ま、詳しい事は某つり雑誌を立ち読みしていただくとして、気になる事があった。
年々、レイクトラウトの数が急増しているのである。
その繁殖力は驚くほどで、今やブラウンやホンマスにかわって中禅寺湖の主となりつつある。
個人的には、外来魚どうし、バランスよく共存共栄すればいいじゃない、とは思うのだけれど、その暴力的な食性を考えると、多少はコントロールすべきじゃ……とも思う。
また、今回、ルアーアングラーに同行取材して分かったのだけれど、湖底に放置されているルアーとラインの多さには驚かされた。
(ボクはルアーをやってません!)
特に、足下から急激な駆け上がりになっている阿世潟から狸窪にかけては膨大な量で、早急に対策を考えなければ、環境に多大な影響を与える事と思う。
さらにもうひとつ。
アルミ脚立での場所取りが禁止されているにも関わらず、相変わらず持ち込んでいるフライフィッシャーのグループをみかけた。
足腰に持病を抱えているとか、障害あるなら致し方ないけれど、どうも、そんな風には見えない。
アルミ脚立を背負って湖畔を歩いている自分を想像して欲しい。
なんとも悲しいではないか……。

写真は食物連鎖の頂点に君臨する中禅寺湖の主レイクトラウト
プロフィール

残間正之

Author:残間正之
北海道生まれの典型的AB型。辺境地の旅とフライフィッシング、そして雑種犬モボ君を愛するチョイ悪オヤジ。
カメラとロッドを抱えて世界69カ国を駆け回り、NHK「世界つり紀行」やスカパーの「旅チャンネル」や「釣りビジョン」に出演したほか,アウトドア関連雑誌の連載やFM横浜「ザバ~ン」の釣り情報などを担当。
主な著書に「だからロッドを抱えて旅に出る」「世界釣魚放浪記」「フライフィッシング・ハイ!」などがある。
追伸
ホームページ「Anglers Gallery」
ブログ「ゆるゆる北国暮らし」もよろしく。

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