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一枚の顔写真

チトラルの爺

1970年代の貧乏旅行者当時、ボクは顔写真に凝っていた。

そもそも写真を撮られるのが嫌いな自分が写真家になったのも変だが、その、写真家が偶像崇拝を禁じているイスラム世界を回って、本来タブーであるはずの記念写真を撮らせてもらう……これも、かなり変だ。

この写真はアフガニスタンの国境に近いパキスタンの山奥、チトラルで撮影したもの。
羊の番をしていた老人に「写真を撮らせて」とお願いした。
老人はいそいそと黒いテントに潜り込み、鏡に向かって髭を整えて真新しいチトラル帽子を頭にのせ、そしておもむろに「写真を撮られるのは生まれて初めてだ……魂は抜かれないのか……」と、言った。

あの、照れたような微笑み……フィルム以上に、ボクの脳裏に深く刻まれている。

……70年代……
いい時代に、いい旅したな~ と、つくずく思う。

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きよぴいさん
難しい言葉はいらない……大切なのは思いやり……その通りですね。
ただ、今の時代は思いやりの通じない、いや、伝わらない時代のような気もします。
ただただ、めげず懲りず、信念を持って続けることしか……ないような……。

素晴らしい写真ですね。
釣り人、旅人、写真家、すべてにおいてその土地に訪れた者にはマナーや倫理が必要であることは当然ですね。
難しい言葉はいりませんね。
ただ全てにおいて思いやりの心を持つ事が大切なんですね。
だからこんなステキな写真が撮れるんですよね。
プロフィール

残間正之

Author:残間正之
北海道生まれの典型的AB型。辺境地の旅とフライフィッシング、そして雑種犬モボ君を愛するチョイ悪オヤジ。
カメラとロッドを抱えて世界69カ国を駆け回り、NHK「世界つり紀行」やスカパーの「旅チャンネル」や「釣りビジョン」に出演したほか,アウトドア関連雑誌の連載やFM横浜「ザバ~ン」の釣り情報などを担当。
主な著書に「だからロッドを抱えて旅に出る」「世界釣魚放浪記」「フライフィッシング・ハイ!」などがある。
追伸
ホームページ「Anglers Gallery」
ブログ「ゆるゆる北国暮らし」もよろしく。

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