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疑問を感じない?

メイン州フライフィッシャー

先日、所属するマリンジャーナリスト会議の定期総会に出席した。
そこで近況を聞かれ、「北海道では条例で川でのサーモン釣りが禁止。世界中でこんなアホな国は日本だけ……」なんてことを話した。
他のメンバーの話によると、北海道ではマイボートでクルージングするときにも許可申請が必要なのだそうだ。
自由に釣りもできず、自由にボート遊びもできない……これって疑問に思わない?

以下は某雑誌に先月発表したコラムの一部。

 ……つい先日、北海道の某所で川を埋めつくほどの鮭に遭遇した。実に壮大かつ感動的なシーンだった。だが、不思議なことに「川原で熱狂するアングラー」を一人も見かけない。
 考えてみれば、北海道内水面漁業調整規則の第2章22条で、川で鮭鱒(桜マス、樺太マス、紅マス、銀マス及びマスの助)を漁業関係者以外が捕獲することは周年禁止。この条例に違反すると6ヶ月以下の懲役若しくは10万円以下の罰金に処せられる。
 しかし、この条例が施行されたのは昭和39年11月12日のこと。その後何度か細部が改正され、一部河川で「鮭鱒有効利用調査」と称する鮭釣りが解禁されているが、これも解禁とは名ばかりの玉虫色の処置。
 その一方で、サーフではエサ釣りのおっさんが1人で10本以上もの竿を並べ、沖ではボートアングラーが釣り放題。なにせ、内水面と違い海釣りにはほとんど規制がない。
 こんな制度は世界広しといえど、北海道くらいのもの。アラスカやカナダ、そして北欧やヨーロッパ諸国で、「川に遡上したサーモン&トラウト釣り禁止!」なんてことになったら大ブーイングが起きるはず。いや、「釣り人の権利を死守せよ!」などと暴動だって起きかねない。
 そこで提案である。日本も欧米諸国に見習って、県や道がフィッシングライセンスを発行してはいかがだろうか。

以下は米国とカナダの例である。

 米国カリフォルニア州では「淡水」「海水」ともにスポーツフィッシングライセンスが必要で、1日$12.10、10日間$37.30。年間が居住者$37.30、非居住者$100。
 カナダも同様に「淡水」と「海水」のライセンスがあり、ブリティッシュコロンビア州の場合、淡水が居住者1日$10、非居住者1日$20。年間は居住者$36、外国人$80。海水は州の居住者1日$5.57、年間$22.26、シニア(65歳以上)年間$11.66、16歳以下は無料(両国とも特定の地域やキングサーモンなど特定の魚種は別途ライセンスが必要)となっている。

 ……しつこいようだが海や川や湖は国民の共有財産だ。漁協に任せっきり、漁業者優先の条例なんて今どき時代遅れもはなはだしい。はっきり言って行政の怠慢だし、アングラーがそれを容認していることも大いに問題だ。

 ……当然ながら、環境や資源保全のためには釣り人も相応の負担が必要である。このさい、地方の行政は財政難解決のためにもスポーツフィッシングのライセンス制度を検討してはいかがだろうか……。

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agfishさん
「ライセンスの発行」及び「厳罰主義」に加えて、マナー教育も必要かもしれませんね~
年間5万円はちょっと高い気がしますが、罰金50万は安過ぎますね。
……密猟者にはカナダ方式でいいかも!

個人的に、北海道で「サクラマス」が合法的に釣れるなら1日5,000円払います!
もちろん「キャッチ&リリース」でもOK!
先日、多摩川のスペイ仲間と話したら、同じ気持ちのフライフィッシャーが沢山いました。
なんとかしたいですね~
日本の「サクラマス&サーモンの鎖国」状態を……。

自分が便利であることが最優先の、マネー(金)社会におぼれた国民には「厳罰主義」が最も効果的なのは確かなのだが、国や国民にとって残された自然が、どれだけ貴重な財産であることに気付いていないマネー(金)政治があるかぎり「厳罰主義」はなかなか現実には向かわないのではないだろうか。

マネー(金)政治は金儲けができる開発が好きなのだ。

それならば、金儲けができるライセンス制度を取り入れ、金儲けができる高額な「厳罰主義」を取り入れれば一石二鳥なのかもしれない。ライセンス料年券 5万円、違反者の罰金50万円なんてね。

カナダでは違反の程度にもよりますが、キャッチリミットを故意にオバーしていたと見なされた場合、釣り上げた魚、釣り具、ボート、キャンピングカーもしくは車、それに関係する物は全て没収と、その合計は1000万円にも至ることもあり、新聞にも見せしめのため、大々的に取り上げられますゾ。

goldentroutjpさん
「硬いこと言わないで、ま、仲良くやろうよ」的な、なれ合い的国民性が今の困った状況を育んでしまったのでしょうね……。
……個々人に良心やらプライドのあった時代はともかく、今の恥知らずが蔓延する状況じゃ、政治家も含めて「厳罰主義」で対処しなければどうにもなりませんね。

なにはともあれ、あきらめたらお終いですよね。
細々と発信し続けますか……

あきらめない!

あきらめたときが終わりですから、絶対あきらめない!!!

いつか必ずその小さな声が集まって、大きな叫びに変わるまで!!!

外国の制度をうらやましく見ていないで、自分たちで運動しなければ何も始まりませよね。


まずは政権が交代するシステムを作り上げ、政治家は常に国民の声に注目し、国民の側に立つ姿勢を作り出すことが、大事ではないかと思っています。

そうすれば国民の財産である川や山、海が皆のためにどう利用されるのかに、われわれの声が反映されるはずでしょうから。

他民族国家のアメリカでは、守らない人がいることを前提に規制はできています、だから罰金がべらぼうに高いのです。

良心は・・・・・・・・個人によって、世代によって大きく変わりますから。

AIRさん
「北海道共通サーモン&トラウトライセンス」なんてのが発行されたら最高でしょうね!
ライセンス収入は道の財源に30%、鮭鱒の増殖に30%、残りは魚道整備、漁業保証、自然保護、密猟監視などのレンジャー活動に……なんてのはどうでしょうか?
現実化のためには、とりあえず道議会議員にでも立候補するのが手っ取り早いかもしれませんね……

タカシさん
日本人は、いつから「恥じらい」を忘れてしまったのでしょうね……。
ボクも一時期、日本の釣りスタイルに嫌気がさしてました。
でも、考えてみるとボクにはメーカーのしがらみも無く、雑誌等で有名なアングラーと違って自由に発言できるわけで、長いものに巻かれず、ちょっとは自分の考えをマスメディアで発表しなくちゃな~なんて思っています。
ま、こんなことを書くと、またまた釣り雑誌から総スカンでしょうけどね……。
見捨てないでください。
あきらめないでください。
日本にもちゃんとした人が沢山いますから……

こんにちは。
ライセンスだけで釣りができたらどんなにすばらしいかと思います。
でも日本人は欧米人と違って心が貧しいのでとても無理だと思います。
本州の有効調査河川の雰囲気の悪さが北海道中に広がるだけでしょう。

こんにちは。
そうですよね。本州でも九州でもそうですが、川が漁業や工事・電気事業者の「私有物」みたいになっているというのは、ほんとにおかしなことだと思います。
ぼくとしては、現在よくおこなわれている河口部を全面的にせきとめての採卵採精子を「一部せき止め」のヤナ方式に変更したうえで、「持ち帰り匹数と釣法以外の規制のない、全北海道共通鮭釣りライセンス(年券オンリー)制」あたりが実現可能なプランなのではないかと思いますが、いかがでしょう。
プロフィール

残間正之

Author:残間正之
北海道生まれの典型的AB型。辺境地の旅とフライフィッシング、そして雑種犬モボ君を愛するチョイ悪オヤジ。
カメラとロッドを抱えて世界69カ国を駆け回り、NHK「世界つり紀行」やスカパーの「旅チャンネル」や「釣りビジョン」に出演したほか,アウトドア関連雑誌の連載やFM横浜「ザバ~ン」の釣り情報などを担当。
主な著書に「だからロッドを抱えて旅に出る」「世界釣魚放浪記」「フライフィッシング・ハイ!」などがある。
追伸
ホームページ「Anglers Gallery」
ブログ「ゆるゆる北国暮らし」もよろしく。

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