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ロッドを抱えて楽園へ 其の1

オーストラリア北東部バラマンディ

2007年の仕事始めは共同通信のつりコラム連載だった。
地方の新聞に週一回、3ヶ月間連載されたので読んだ人もいるのでは……。
年末は何かと慌ただしく、ブログ更新も滞りそうなので、読んでいない人のために記事の一部を転載します。

豊かな自然がなくちゃ、大きな魚や古代魚は生き残れない。
つまり、巨大魚の棲むところは野生の楽園だってこと。
…ってなわけで、ロッドを抱えた中年オヤジのワールドワイドな冒険つりエッセーの始まり始まり~

●乾季の豪州は天然水族館 

オーストラリア北西部キンバリー高原のパブで、赤ら顔のおっちゃんに声をかけられた。
強いオージー訛りで曰く。
「このあたりにゃ、水溜りに1メートルを超す魚がいるんだぜ。日本にはそんなデケーのいるか…」と。
いるかと言われても、日本の水溜まりでみかけるのはアメンボかカエルの卵くらい。
そもそも「釣りの話をする時は両手を縛っておけ」などと言われている。
しかも、かなりの酔っぱらい。
話半分どころか、期待する方が無駄。
なのに、ついつい真に受けてしまうのが釣りびとの悲しい性。
かくして、四WDにビールとワインを箱ごと積み込み、乾燥しきったサバンナを彷徨うこととなった。
おっちゃんの本職は、野生化して賞金首になったラクダやロバ、そして増え過ぎたカンガルーを捕まえてドッグフードを造るワイルドハンター。
背丈ほどもあるアリ塚をなぎ倒し、ビヤ樽のようなバオバブの木を迂回し、道無き道を這うように走り続けること丸二日。
ついに巨大魚の潜む水溜まりに到着した。
いやはや、水溜まりといっても規模が違う。
雨期にはサバンナを覆い尽くしていた大河が、乾期になって涸れただけ。
その広さは東京ドームの10倍を優に超し、岸辺では巨大なクロコダイルが寝そべっている。
とりあえず、バッタに似せたポッパーを放りこむ。
すると、どこからともなく鉄砲魚が湧いてきてポッパーに水鉄砲をピュー!
お~「さすが野生の王国だ~」などと感心していると、横から巨大なバラマンディが現れて、鉄砲魚をパクッ!
それを見ていた、おっちゃん曰く。
「俺はよ~、鉄砲魚がオウムを撃ち落とすのを見たことあるぜ! でな、その落ちたオウムをめぐってクロコダイルと巨大なバラマンディが大格闘……」
ま、信じたい気はするけれど……。

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プロフィール

残間正之

Author:残間正之
北海道生まれの典型的AB型。辺境地の旅とフライフィッシング、そして雑種犬モボ君を愛するチョイ悪オヤジ。
カメラとロッドを抱えて世界69カ国を駆け回り、NHK「世界つり紀行」やスカパーの「旅チャンネル」や「釣りビジョン」に出演したほか,アウトドア関連雑誌の連載やFM横浜「ザバ~ン」の釣り情報などを担当。
主な著書に「だからロッドを抱えて旅に出る」「世界釣魚放浪記」「フライフィッシング・ハイ!」などがある。
追伸
ホームページ「Anglers Gallery」
ブログ「ゆるゆる北国暮らし」もよろしく。

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