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ロッドを抱えて楽園へ 其の2

夕陽と丸木カヌー

●大湿原の甘い誘惑

突然、「こら~!ここはわしらの縄張りじゃ!」と、怒鳴り声。
振り返れば、弓矢を構えた半裸の男。
ここはパプアニューギニア南西部フライ川流域の大湿原。
つい最近まで、首刈りの儀式があったといわれるだけに、部族間の争いが絶えず、無断で縄張りを越えると襲われることも珍しくない。
とはいえ、釣りに夢中になり、たまたま越えただけ。
だが、言い訳するにも言葉が通じない。
そこで、その日一番の大物を献上し、ついでに、「村に泊めてくれない?」と頼み込んだ。
ボクの旅はいつもいい加減で、行き当たりバッタリ。
そもそも、明日のことを深刻に考えるようじゃ、辺境地の釣りびとには向いていない。
かくして、ガス、水道、電気なし。
軒下をブタや鶏が駆け回る高床式の家に居候することとなり、夕食のおかず釣りを仰せつかった。
釣り方は実に簡単。
まずはミミズで小魚を釣り、その小魚をエサにして大物を狙う。
竿もリールも必要なし。
仕掛けを足下に放り込めば、子供の背丈ほどのサラトガ(アロワナ)やナマズが簡単に釣れてしまうのだ……。

……別れを翌日に迎えたその夜。
集落の皆が広場に集まり、伝統的踊りシンシンを披露してくれた。
極楽鳥の羽根で着飾った男が太鼓を叩き、上半身裸の女性たちが虚ろにステップを踏む。
踊りも佳境に入ったそのときだった。
族長が娘を指差し、「嫁にどうだ」とポツリ。
う~ん、「このまま婿殿に納まって、釣り三昧も悪くないな~」と思ったが、一応、ボクには成人を過ぎた娘が二人いる。
「申し出はありがたいけれど……」と、丁重にお断り。
すると、「一夫多妻制だから問題ない。結納金は野ブタ一頭でいいよ」と、さらに甘い誘惑……。

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goldentroutjpさん
フランス、アメリカ……
さらに、ロシアやブラジルもくわえたいですね~
なにせ、歳を重ねると想像を絶する変わりようですから……
その点、魚はいいですよね~

なるほど!!!

おとなしく、おしとやかなご婦人3人なら天国ですが、口うるさいご婦人3人なら確かに地獄かも!!!

アメリカ女性なら・・・・・はたまたフランス女性なら・・・・考えただけで・・・・・ぞ~とします。

心の平和は川に立ちこんで、無心に釣りをするに限りますな・・・・・か弱き男性としては!!

goldentroutjpさん
ボクの知人はパプア人の奥さんが3人いたんですが、年中逃げ回っていました。
もしかして、一夫多妻は男の地獄……かも!?

残念!

いい加減ついでに、その話に乗ってみるのも一興かなと・・・・・・・

人生一度、一夫多妻は一度は経験してみたい男の夢???

老後の世話をしてもらうにも,多妻なら分業できるし・・・



プロフィール

残間正之

Author:残間正之
北海道生まれの典型的AB型。辺境地の旅とフライフィッシング、そして雑種犬モボ君を愛するチョイ悪オヤジ。
カメラとロッドを抱えて世界69カ国を駆け回り、NHK「世界つり紀行」やスカパーの「旅チャンネル」や「釣りビジョン」に出演したほか,アウトドア関連雑誌の連載やFM横浜「ザバ~ン」の釣り情報などを担当。
主な著書に「だからロッドを抱えて旅に出る」「世界釣魚放浪記」「フライフィッシング・ハイ!」などがある。
追伸
ホームページ「Anglers Gallery」
ブログ「ゆるゆる北国暮らし」もよろしく。

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