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ロッドを抱えて楽園へ その3

オランダの巨大パイク

●オランダの運河に潜むギャング

1497年にモスクワ郊外で体重142キロ、体長5メートルの巨大なパイクが捕獲された。
ヒレには「ロシア国王フリードリッヒ2世が1230年に放流した」と記されていたそうだ。
ま、古い記録なので信憑性は怪しいが、なんと267年も生きていたことになる。

オランダ北部のフリーズランドを旅していたときのこと。
宿泊先の安宿で、色褪せた一枚の写真が目についた。
ガラスの埃を払い、よく見ると、口がワニのように裂けた巨大パイク。
抱えているのは、若き日の宿の主人だった。

主人が言うには「一昔前まで、運河にはカモをひと呑みにするようなパイクが沢山いた」らしい。
残念ながら、多くの釣り吉の例に漏れず、カミサンに「あたしとあのグロテスクな魚、どっちをとるの!?」と迫られ、ここ10年、釣り道具は封印したままだという。
……がしかし「恋は一瞬、釣りは一生」なんてことわざもある。
一度釣りに魅入られると、カミサンの小言なんぞできれいさっぱり辞められるもんじゃない。
かくして、倉庫で埃をかぶっていたタックルを引っ張り出し、カミサンの冷たい視線に見送られながら運河に漕ぎ出した。

「カミサンには一目惚れでね~。あんときゃ、釣りを辞めても悔いはないと思ったよ。若気のいたりだとは知らずにね……」なんて主人の愚痴を聞きつつ3時間……。
突如、ウキが消えた。
のらりくらりと逃げ回ったあげく、浮いてきたのは30キロほどのパイク。
ロシアの142キロには遠く及ばないが、運河のギャングとしての貫禄は十分。

……宿に帰れば修羅場が待っていることも忘れ、主人の顔は満足げに輝いていた。

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motoさん
多摩川では「どうも!」です!
motoさんの華麗なるキャストを見るたびに、
「まだまだ修行が足りんな~」と反省の日々……
これからもご指導よろしくお願いします。
こちらもLINKさせていただきます!

uedaさん
オランダのパイクは食べたことがないのですが、
アラスカのノーザンパイクは食べたことがあります。
白身で癖が無く、ムニエルや香草焼きで美味しかったです。
犬の里親になったんですね~
我が家のモボ君は愛情一番! しつけは2番! です!!

大きいですね。

とても大きいくて痛快ですね。
食べられるのでしょうか。
僕もいつか釣りを始めたいです。

発見しました~^^
LINKもさせていただきました
今後ともよろしくお願いします。
プロフィール

残間正之

Author:残間正之
北海道生まれの典型的AB型。辺境地の旅とフライフィッシング、そして雑種犬モボ君を愛するチョイ悪オヤジ。
カメラとロッドを抱えて世界69カ国を駆け回り、NHK「世界つり紀行」やスカパーの「旅チャンネル」や「釣りビジョン」に出演したほか,アウトドア関連雑誌の連載やFM横浜「ザバ~ン」の釣り情報などを担当。
主な著書に「だからロッドを抱えて旅に出る」「世界釣魚放浪記」「フライフィッシング・ハイ!」などがある。
追伸
ホームページ「Anglers Gallery」
ブログ「ゆるゆる北国暮らし」もよろしく。

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