スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ウインタースチールヘッド その2

フライボックス3

真冬のカナダ遠征、それも天文学的確率のウインタースチールヘッドとあって、北海道十勝のフライフィッシャー3人から同行した釣友宛にフライが届けられた。
いずれもワイルドレインボーやアメマスに実績あるパターン。

いつもながら北海道のフライフィッシャーたちが作るフライはまったく手抜きなし。
このままコレクション用のボックスに移し替え、実釣にはもっと粗雑な量産パターンを……なんて思わなくも無かったが、それではタイイングしてくれた人たちに失礼というもの。
勇気を奮って現地購入のマキシマ15ポンドリーダーに結んだ。
(現地のマキシマは同じポンド表示でも日本で売られているものより太い!)

通常、カナダのバンクーバー周辺は11月から2月頃までは雨季。
12月下旬になると、気の早いウインタースチールヘッドたちは河口に集結し、大雨を待ち受ける。

大雨の翌日、川が増水するとスチールヘッドたちは夜の闇にまぎれ、流れを遡る。
そして、日中は流れに沈む大石の裏に鼻先をくっつけるようにして身を潜める。

鼻面10センチ横をフライが流れても振り返らない。
目の上10センチをフライが通過しても無視……。
つまり、フライフィッシャーは膝まで立ち込んだだけで足下がおぼつかない流れの中、大岩のすぐ裏側5センチ以内にフライを沈めなくちゃ勝負にならない。

フライボックス

これがサマーランのスチールヘッドなら、なんの問題もない。
ウエットをスイングさせてもいいし、活性が高いときにはドライにだって反応する。
だが、ウインターランのスチールヘッドは頑固一徹、岩陰から出ようとしない。
同じスチールヘッド釣りでありながら、釣り方も魚の性格もまるで違う。
サマーランを何本釣り上げていようと、ウインターランにはまるで経験値が通用しない。

いかにフライを素早く沈めるか!?
どうやって広範囲に、それもナチュラルにフライを流すか!?
T14や850グレインのヘビーなシンキングラインや大型のショットをかませたリーダーをどうやって遠くまでキャストし、それをターンさせるか……!?
どうやって根がかりを減らすか!?

フライフィッシャーの悩みは深い。

タックル


ちなにみ今回用意したメインタックルは13.5フィート6/7番。
ラインは25ポンドのバッキング150メートル+ランニングライン50メートル+スカジットライン+インターミデット1.5メートル+T14……その先は、皆様ご自由にお考えください。
はっきり言って、現地でガイドとして活躍するAGFishさん(おにぎりを持って遊びにきてくれました)のラインシステムはかなり斬新!

コメントの投稿

非公開コメント

Yuko-Sさん
年末年始は屋久島ですか~
大荒れじゃ、縄文杉までは登れなかったのでしょうか?
それとも芭蕉布の工房でため息……かな?
報告会…というか、今週末は多摩川でバーベキュー予定。
決まったら声をかけま~す!

お帰りなさいませ!

美しい写真の数々に溜め息がこぼれます。
写真で見る分には、美しい!と、ただそれだけで、寒さ辛さは想像もしたくありません。
あ、もちろん暖房なしの寒めの部屋ですが。

こちらは年末年始大荒れの天候の中、日本国は屋久島へ強硬上陸。
エバっちしか釣れませんでした。
報告会があれば呼んで下さい。屋久島焼酎”三岳”持参で伺います(残ってれば)!

chusonさん
スチールヘッドは美食家というより、食わず嫌いのようで……。
ま、水温2度じゃ、食欲も無いか~

お帰りなさい。無事の御帰還何よりです。

スゴイなァ~!このような場所でロッドを振れるなんて・・・。

フライボックスは川原で広げたカラフルな弁当箱のような。
魚達には美味しそうに見えるのでしょうか。
プロフィール

残間正之

Author:残間正之
北海道生まれの典型的AB型。辺境地の旅とフライフィッシング、そして雑種犬モボ君を愛するチョイ悪オヤジ。
カメラとロッドを抱えて世界69カ国を駆け回り、NHK「世界つり紀行」やスカパーの「旅チャンネル」や「釣りビジョン」に出演したほか,アウトドア関連雑誌の連載やFM横浜「ザバ~ン」の釣り情報などを担当。
主な著書に「だからロッドを抱えて旅に出る」「世界釣魚放浪記」「フライフィッシング・ハイ!」などがある。
追伸
ホームページ「Anglers Gallery」
ブログ「ゆるゆる北国暮らし」もよろしく。

カテゴリ
最新コメント
リンク
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。