
この写真は、たしかネス湖(スコットランド)の近くを流れる川だった。
パブのオヤジに勧められ、朝から晩まで河原に立ち尽くしたが、ボクだけじゃなく、誰も、何も釣れなかった……。
100年前も、50年前も、あと3フィート、あと1フィート……誰しも、届きそうで届かないライズリングを前にそう思ったに違いない。
あげく「ここをこうしたら……」「これをこうすれば……」などと、あれこれ悩んだあげく、ビルダーのもとに通って無理難題を押し付けたはず。

このフライロッド(ダブルハンド)は某氏のコレクションの一部。
いずれも100年以上の歳月を経ているに関わらず、なんとも不思議な存在感がある。
それにしても、このタックルたちはどんなオーナーとどんな時を過ごしたのだろうか……
中には倉庫に忘れられていたものや何人もの釣り人を渡り歩いたもの、一度も魚に遭遇できなかった不運なロッドやどうにもならないほど不器用なご主人様に何度も踏まれそうになったロッド、夫婦喧嘩のとばっちりを受けてカミサンに焚き付けになりかけたロッドもあるかもしれない……。
いやはや、そんなことを考えていると、退屈な雨の午後もなんとなく楽しい……
- 2008/06/23(月) 15:11:27|
- タックルあれこれ
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